強迫性障害

強迫性障害とは

自分の意志ではなく湧き上がってくる考え(強迫観念)とそれにとらわれた結果やめずにはおられない行動(強迫行為)の2つの症状があります。

症状
  • ガスの元栓を閉めたかどうかが気になってしまう。
  • 手洗いを何度も繰り返してしまう。
  • 電柱、敷石、窓など目についたものの数が気になってしまう。
  • つまらないことでも疑ってしまい、理由をたしかめないと気がすまない。
  • 勉強をしようとすると、関係ない雑念が浮かんでしまいそれを払いのけようと必死になり勉強に手がつかない。
  • 自転車で人を傷つけてしまうのではないかと感じ乗るのが怖くなる。
  • 何かをする前に同じような手順で物事を行わないといけないと固執してしまい時に動けなくなってしまう。
治療

強迫性障害に対してはお薬による治療とカウンセリングによる治療のどちらかまたは両方を行います。
薬物療法では抗うつ薬や抗不安薬を一般的に使用します。
カウンセリングでは暴露反応妨害療法というものをおこないます。これは患者さんに我慢を習慣づける方法です。
強迫性障害は治療に時間がかかる疾患の一つです。背景に発達や人格などの要因も絡み合っていることも少なくありません。ゆっくりと治療を進めていきましょう。