睡眠障害

睡眠障害とは

睡眠は生命の維持にとって基本的な機能の一つです。
睡眠障害には、「不眠」「過眠」「睡眠のリズムの障害」「眠るときの感覚異常」「睡眠中の異常行動」「いびきや無呼吸」といった症状があります。

不眠

非常に多くの方がかかる病気です。成人の20%がなんらかの不眠に悩まされています。
入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つがあります。

  • 入眠障害
    なかなか寝付けない。布団に入って目をつむっても寝気がこない。
  • 中途覚醒
    夜中に目が覚めてしまい、そのあと眠れなくなる。
  • 早朝覚醒
    朝早く目が覚めてしまう。
  • 熟眠障害
    たくさん寝ているはずなのに満足感がえられない。
過眠

寝ても疲れがとれず昼間も眠くなってしまう。日中の急激な眠気はナルコレプシーが隠れていることがあります。

睡眠のリズムの障害

望ましい睡眠時間よりも睡眠時間が前後にずれてしまう。

眠るときの感覚異常

脚がむずむずしてしまい気になってしまう。不快な感覚がある。

睡眠中の異常行動

寝ているときに手足を動かしてしまう。(レム睡眠行動異常症)レビー小体型認知症が背景にあることがあります。

いびきや無呼吸

就眠中におおきなイビキをかいてしまう。

治療

当院では生活習慣の見直しと薬物療法を行います。睡眠薬は依存性や習慣性に注意が必要となってきます。

自己中断すると「反跳性不眠」という状態になり不眠が悪化してしまう事もあります。
睡眠薬の調整は主治医に必ず相談してください。